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技術士協同組合は1976年設立の文部科学省認可の事業協同組合であり、 技術士法で定められた職業倫理を遵守する厳正中立な組合員、ネットワーク会員で構成されています

 主張提言

技術士の資格問題や、倫理上、運営上の課題など会員の皆様の意見や主張・提言を掲載します。

 外環道大深度地下トンネル工事・調布市内陥没事故の教訓?難工事の安全性の確保は「仕様発注方式」では困難 2022.3.28 澤田雅之


【提案の具体的内容】

NEXCO東日本が発注し、鹿島建設等のJVが受注した「東京外かく環状道路本線トンネル(南行)東名北工事」で、2020年10月に調布市内の陥没事故が発生した。発注方式は、設計と施工を同一業者とする「設計と施工の分離発注方式(仕様発注方式と同義)」である。仕様発注方式は、設計時に施工内容と工法を確定して積算で予定価格を策定するが、現場に即した「情報化施工」を要する難工事では、安全性を確保する工法を設計時に確定できない。そこで、このような難工事では、「設計と施工の一括発注方式(性能発注方式と同義)」を用いて、性能要件の一つに「現場に即した安全性の確保」を規定する必要がある。

【提案理由】

「東京外かく環状道路本線トンネル工事」は、「大深度地下法」に基づく認可を受けて、「国土交通省直轄工事における技術提案・交渉方式の運用ガイドライン」に規定された「設計交渉・施工タイプ」を発注の方法とした。このタイプは、技術提案に基づき選定した業者と設計業務契約を締結し、設計の過程で価格などを交渉して、設計完了後に施工契約を前記業者と締結することから、価格競争を経ない仕様発注方式と同義である。ところで、鹿島建設等のJVは、「原因によって現場での対応の仕方を変えていかなければならない難工事」であった「東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅新設工事」を、2020年6月に成し遂げている。「虎ノ門ヒルズ駅新設工事」での安全性の確保には、工事に伴う現場状況の変化を見極めた即応が欠かせず、これには、多数のセンサーを設置して取得・解析したデータを即座に工事に反映させる「情報化施工」を、現場で知恵を絞り創意工夫を凝らしながら、緻密かつ徹底して行っている。ところが、このような「情報化施工」の効能・効果は、設計時に施工内容と工法を確定してしまう「仕様発注方式」では十分に発揮させることができない。現に、「東京外かく環状道路本線トンネル工事」では、「情報化施工」の内容と工法を設計時に確定させたとおりに実施した結果、工事に伴う現場状況の変化を見極めた即応ができず、調布市内の陥没事故を引き起こしている。それゆえ、現場状況の変化を見極めた即応が欠かせない工事での安全性の確保には、「仕様発注方式」ではなく「性能発注方式」を用いて、施工業者の責任において現場で知恵を絞り創意工夫させ続けることが不可欠である。

 公共工事の不正・不良はなぜなくならないか 2022.2.5 澤田雅之


** 過疎化が進む自治体での道路補修工事は、仕様発注から性能発注に変更して業務負担を激減させることが必要 **

独立開業技術士(電気電子部門)の澤田雅之です。
2月4日、 内閣府「規制改革ホットライン」に、見出しの意見を提出しました。提案の具体的内容等は下記のとおりです。
【提案事項名】
過疎化が進む自治体での道路補修工事は、仕様発注から性能発注に変更して業務負担を激減させることが必要
【提案の具体的内容】
我が国の少子高齢化に伴い拡大し続ける「過疎地域」では、生活インフラの維持管理にも支障を来しつつあります。我が国では、自治体が発注する道路補修工事は全て、手間暇がかかる「仕様発注」で実施しています。どんな小さな工事でも「仕様発注」でなければならないと、皆が皆、思い込んでいるからです。しかし、道路補修工事は、「仕様発注」から「性能発注」に切り替えるだけで、発注業務負担が1/5〜1/10に激減しますし、価格面に加えて技術面の競争原理も働くことによる費用対効果の向上が期待できます。このため、全国の自治体の全てが「仕様発注」に縛られたままになっていることは、非常に残念です。
【提案理由】
「長らく仕様発注だったが、性能発注に切り替えた(又は今後切り替える)」といった自治体は、公共事業(公共工事)に関して言えば、表だった動きとしては皆無です。昭和34年1月に発出された建設事務次官通達「土木事業に係わる設計業務等を委託する場合の契約方式等について」を起点として、「設計と施工の分離発注」、つまり、「仕様発注」しか認められないという「我が国だけの常識」が、半世紀以上にわたって全国の津々浦々にまであまりにも根強く蔓延ってきました。これに加えて、国土交通省は、平成27年5月に自らが策定して公表した「公共工事の入札契約方式の適用に関するガイドライン」の中で、昭和34年以来の「仕様発注」を良しとして、「性能発注」をわざわざ否定してしまっています。これでは、公共工事を表立って「性能発注」に切り替えようとする自治体など出て来るはずもありません。また、「仕様発注」による失敗・破綻を「性能発注」により復活・成功させた「新国立競技場整備事業」についても、国土交通省は、「性能発注」による成功事例とは決して認めようとはせず、工期が残り少なかったから已む無く「設計と施工を一括発注」せざるを得なかった例外的事例としています。これでは、「性能発注により成功した新国立競技場整備事業」をモデルとして、「公設公営」の公共事業を「性能発注」に切り替える自治体など、出て来るはずもありません。「仕様発注」は我が国独自であり、「性能発注」がグローバルスタンダードであることを、自治体は認識すべきだと思います。

 主張・提言 2021.10.16 菅野 淳



「冤罪で21年間を獄中で過ごした青木惠子さん 「娘殺し」の汚名が晴れても国を訴える理由は」
というブログが現在人気を博している。

https://blogos.com/article/564813/

これは、26年前の放火殺人事件で、2006年に最高裁で無期懲役が確定したのを覆して2016年に無罪が確定した事件である。
大阪の弁護士グループから組合員の鈴木将成氏経由で、PL問題研究会(現在のインキュベーション研究会(世話役:大久保俊彦氏))で検討が始まった。ガソリンタンクが爆発して死亡事故を起こした「フォード、ピント事件」の知見を持った森田裕之氏が自然発火ではないかと問題提起し、裁判所に鑑定書を提出し、燃焼再現実験を行って無罪を獲得したものである。

サラリーマン人生では得られない体験を、独立自営の技術コンサルタントには待っている。

 主張・提言 2021.2.5. 森田裕之


独立・自営をしていた人から、勤め人に戻りましたというメールをもらった。
組合仲間の付き合いでは、比較的年配の人が多いせいか、サラリーマンに戻ったという話は、聞いたことが無かったので、気になり周辺情報を聞いてみると、若いせいか、独立しても経済的にやっていけないので、経営者にお願いして、勤め人になったと言うことらしい。
私は、我ながら「おっちょこちょい」な人間なので、独立するなら若いほうが良いということを主張してきたが、独立に向いてないので、勤め人に戻ると言うことも考えてみると、どっちにしろ試行錯誤は、若い頃やっといた方が良いように思える。

 主張・提言 2021.1.18. 森田裕之


独立・自営の技術士の守備範囲は、勤め人だった時とは違い、かなり広い分野での見解を持つ必要が出てくる、勤め人は、勤めている会社、仕入先、販売先の会社と付き合うわけだが、独立すると社会全体に対応した個性的な見解・意見を持つ必要に迫られる。
業界の専門分野のエキスパートは、沢山いるが、業界のコンサルタントという立場を、若い諸君は目指してもらいたいと、思っている、案外いないんだよね。

 主張・提言 2020.12.24. 森田裕之


仲間内の自己紹介の時に、クライエントがどういうメリットを得たかという話をしてもらうと、先輩のシニアとして話のネタを仕込んだ気分になる。
仲間内での自己PRは、遠慮することはない、先輩との付き合いは「市場開拓」の有力な分野なんだから、機会があったらしつこくやるべきである。
私は勤めていた会社が、倒産したおかげで、技術士の先輩方が同情してくれて、仕事の世話をしてくれました、当時はそれほど、独立志向があったわけじゃなかったけど、今思うとチャンスだったんだ。

 主張・提言 2020.12.03. 森田裕之


経験を経た技術者の行きつく先は技術コンサルタント業になる、我々の組合は諸先輩の見識の上に、自然発生的に作られたグループ活動で、歴史をさかのぼると、1945年の日本の敗戦によって、外地から引き揚げてきた技術者たちや、軍の技術者たちが、失業者のグループとして、社会での存在価値を高めようとした運動が、その核になっている。 現在では、平和な世の中が続いているので、会社を定年退職した、まだまだ元気なシニア・エンジニアが、コンサルタントとして世の企業のニーズに答えて、クライエントに対応しているのが、現状である。 組合では、コンサルタント業を経験した、先輩技術士諸氏の自己紹介を、月例会で話してもらうことを核に、いろんな勉強会を土曜日の午後に開催しているので、興味ある技術者は参加してみて下さい。

 主張・提言 2020.11.2. 森田裕之


クリスマスがキリスト教の祈りの年中行事であるように、ハロウィンはそもそもケルトの宗教儀式であり、敬虔な祈りの場であって、渋谷のハロウィンとは無縁。きっとケルトの精霊たちは眉を顰めたことだろう。

大分前だけど、ヨーロッパで聖地巡りのツアーに参加したことがあり、日本のお伊勢巡りと同じだなーと感心したことがあった。

我々普通の人間は、あるインターバルでストレスを発散しないと、生きていけないものなんだと、TVを見ながら色々反省した次第。

 主張・提言 2020.10.17. 森田裕之


プールの行き始めたころは、午前中に出かける用が無ければプールに行くことにしていたが、最近はプールに行くから、午前中は出かけられないと変わってしまった。
たまに行かないと、常連の顔見知りから、昨日はどうしたのと、聞かれてしまうし、今では私の生活の一部にすっかり居座ってしまったようだ。
仕事も多分似たようなもので、興味ある分野に関しては、業界誌を読んだり、見本市に出かけたりして、情報にどっぷりつかっていると、潜在的な顧客との付き合いが、はじまるのです。
独立・希望の技術士は、先ずは専門の分野のイベントや業界誌などの情報にどっぷりつかることを、お勧めします。

 主張・提言 2020.10.3. 森田裕之



我々仲間内で、誰か現実に、コロナに罹病した人の顛末を知りたいものだ、本人でも近くの人の様子でも結構なので、お願いします。
私の周辺は、丈夫なのか、鈍感なのか判らないが、true storyが知りたいもんで、よろしく。

 主張・提言 2020.8.29. 森田裕之


独立・自営を志す技術士諸君は、独立をした時の「自己紹介」に分類されるような本を書くことをお勧めする、最近、春山周夏君から「設計の業務課題って、どない解決するねん!」という面白いタイトルの本が、送られてきた。
内容は設計業務のコンサルタントがクライアントの設計者とやり取りする話で、春山君のポテンシャル・カストマーとの「やり取り」が述べられているので、若い諸君が自分の業界で何をするかの参考になるに違いない。
大久保君に頼んで、春山君をグループのリーダーにお願いして、「技術コンサルタントの業務課題って、どない解決するねん!」という勉強グループとを発足させたらどう?

 主張・提言 2020.8.13. 森田裕之


私は、Zoom会合は、普通の会合で気心の知れたメンバーがやるのが常識なんじゃないかと思う。
会合を発案したり、運営したりするのは、コンサルタント業の必須アイテムだから、初心者は先輩諸君のやり方を勉強すると良い。
会合の運営者は、普通の顔を見せ会う会合と、Zoom会合を組み合わせて、議論するテーマがより広く・深く運営されるよう考えて、やってみて下さい。

 主張・提言 2020.7.16. 森田裕之


地方在住の技術士からの電話の会話で判ったことなのだが、組合の色んな会合で独立している先輩諸君との付き合いがない新人には、地域での自己のポジショニングが判らなくて、茫然としているらしい。
組合の色んなグループ活動を、ホームページで調べて、顔を出し、独立している先輩方と仲良くなり、自分なりの立ち位置を自分で考えるのが、独立技術士の常道なんだということを、判らないことには、何時までたっても独立できない。

 主張・提言 2020.6.29. 森田裕之



久しぶりに、プールが解禁になり出かけてきた、顔見知りに挨拶しながら、25分泳いで、25分歩いてきた、プールに行くとパソコンの前でしばらく昼寝をするという気分の良い午後を過ごすことになる。

本屋では、週刊誌・月刊誌が「コロナ後」を特集していた、買い込んで読んでいます。

 主張・提言 2020.6.7. 森田裕之


コロナのお陰で、やろうと思っていたけど出来なくなることがある反面、余計なことをやらないで済んだということも、あとになって判ってきたりする、世の中良いことと悪いことは、楯の表と裏のことなのかねえ?
私にとって図書館とプールが閉まっているのは、マイナスなこととばかり考えてきたが、散歩や古本屋の新しいルートを開拓するチャンスと考えると、満更じゃない機会かもしれない。

 主張・提言 2020.5.23. 森田裕之


久しぶりにコストコに出かけて、夏物の着替えを買ってきた、店は若いカップルで大賑わいだった。
コストコは小売業者を介さずに、仕入れ業者が倉庫を消費者に開放していると言う感じの商売で、昔よくアメリカに出かけていたころ、子供を連れて毎日散歩がてらに、歩き回った記憶がある。
中間搾取の業者をバイパスして、エンドユーザーが安くものを仕入れるというビジネス・モデルは、技術士が関与する大きな分野(商圏)で、これから独立を考えている若い諸君は、自分の専門分野での飯の種の確立に、独自で大きな仮説を考えて、組合の先輩に相談してみて下さい。

 主張・提言 2020.5.8. 森田裕之


自分が仕事をすることによって、世の中にどんな影響を与えたかが、判るようになると、一人前の仕事師と言えるのだろう。
会社員の時に、技術士を取って、改めて社会とのかかわりを意識して、独立している先輩方と付き合うと、段々いつ独立しても大丈夫な環境が出来上がってくる。
若くして気が付いたほうが良いようにも思うが、最近の定年近辺の人は若いし、定年後も長く活躍できる社会になってきたので、技術士資格をものにしたら、是非独立の技術コンサルタントを目指すことを、お勧めする。

 主張・提言 2020.4.16. 森田裕之


独立した技術士のなかには、人材派遣を自分の独立・自営の仕事の一つとして、名刺に書いている人が居るが、私の感覚から言うと「いただけない」。
私は技術士仲間を会社に紹介することはあるが、仲間の仕事が広がれば大いに結構という立場で、紹介料を貰ったことは一度も無い。

 主張・提言 2020.4.4. 森田裕之


ウィルス騒動のお陰で、世の中元気がない、家に閉じこもってTVを見ていても、元気が出る話があまりない、私も会合で仲間と喧々諤々しているときは元気だが、一人パソコンとにらめっこしても元気が出ない。

国難の後には新しい飛躍があるに決まってる。戦後、廃墟からの復興、1973年、私が勤めていた会社が潰れたので、独立を余儀なくされたオイルショックからの、国力の増大・発展など、歴史を紐解くと、今が技術士資格を取るような、意欲ある技術者の独立のチャンスだと思うんだけどね。

 主張・提言 2020.4.14. 森田裕之


コロナウイルスも月末ぐらいには収束するだろう、3月は人混みと会合はパスして、散歩と本屋以外は家に閉じこもって、パソコンとにらめっこをしていた。
組合の会合が無かったり、図書館が閉まっていたりすると、我々は人と会うことで生活しているというか、生きているんだなあと、しみじみ感じている。
普段の生活のありがたみを感じさせてくれただけでも、今度のパンデミック騒動は意味あったんじゃなかろうか?

 主張・提言 2020.3.20. 森田裕之

本日久しぶりに、明治神宮を参詣してきました、気が付いたんだが、樹の大きさから言うと、とても明治の初めにとか終わりに、神社を作って、参道を作ったとは思えない巨木が沢山あるから、明治に作った神社は、うっそうたる巨木の茂る森に、あとから作ったに違いないと、気が付いた。
明治天皇という方が、発展途上国のリーダーとしては、稀に見る聡明な方だったことも、よくわかる展示をしているね、見直したよ、たまには散歩もいいなあ!

 主張・提言 2020.3.3. 森田裕之


コロナ対策は、
「要は免疫でブロックするしかありません。あせの出る運動をしましょう。
あせくさいのはがまんしなさい。あせが細菌を吸収する。人間はそうして生きて
きたのです。文明人ずらして、衛生水準をあげてしまったのは間違いです。
シェルターに駆け込むような対策は、全くの愚策です。」
ということらしい、プールも閉鎖されてしまったので、散歩するぐらいしか思いつかない、困ったもんだ。

 主張・提言 2020.2.8. 森田裕之


月例会で、長めの自己紹介を沢山聞いてきたが、60歳を過ぎた人の話は大体似たようなものだが、若い人の話は個性が出ていて面白い。
長いことやっているので、何回目かの自己紹介で、その人の歴史がおのずから語られるというのも、興味深い話である。
私の印象では、ここ30年くらいの間に、若い人が独立・自営を選択することが、激増してきた歴史があり、今後ますますフリーランスのエンジニアという階層が、日本の社会にもある程度のグループを形成するのじゃないだろうか?

 主張・提言 2020.1.20. 森田裕之

千葉工大の尾上先生が、近く定年ということで、早速、MNB研(マイクロナノバブル)とATP研(大気圧プラズマ)の2グループが困ったことになっている。
微粒子問題研の清水先生は、上智大から日本工業大学に移られたので、テーマは変わるかもしれないが、日工大で勉強会をやることになっている。
日工大には大きな展示場があり、まだスペースはガラガラに空いているので、スペースを利用する研究会が提案出来れば、面白い展開があるんじゃないかと、期待している。

 主張・提言 2020.1.11. 森田裕之


昨日・9日に王子の一休で、5月に予定している年に一回の「技術コンサルタントの世界・セミナー」のの打ち合わせを行った、このセミナーは月例でやっている、参加者の自己紹介よりも、よりプロフェショナルなところを、最近独立して軌道に乗ったくらいの、新進気鋭の諸君によって、参加者の個人指導的なカリキュラムをやることになっている。
私は最長老として、あまり普通の会合では語られることのない、人材派遣会社との付き合い方を話すことにしている。

 主張・提言 2020.1.9. 森田裕之


150枚くらいある年賀状を、再度しみじみと眺めていると、友人・知人の様子が更新される、人類の知恵の一つなんだろうね。
今頃いうのなんだけど、俳句とか絵を描くといった趣味をといった持っている人は、羨ましい。
かなり若い頃から始めないと、ものにならないんだろう?、年賀状が奥ゆかしいものね。
90歳を過ぎて、まだ年に何十日か海外旅行をしているという年賀状をもらったけど、凄いねえ、とてもイメージできません。

 主張・提言 2019.12.23. 森田裕之

長男が幼稚園の頃だったと思う、大宮氷川神社・参道の年末の10日市で、衝動的に買った「餅つき道具一式」による12月30日の我が家の「餅つき」は、以来毎年やっている年中行事になっている。
例年沢山の人に来ていただき、賑やかに過ごす年末の行事で、今年もなんとかできそうだ。
初めての人も、quite wellcomeである。

 主張・提言 2019.12.23. 森田裕之

日工大の清水先生との「技術史・研究会」は、色んな業界の技術屋の集まりでもある組合の勉強会として、面白いテーマである。
年が明けたら、第一週土曜日のインキュベーション・研究会で議論を始めたいと思う、日工大には、日本の工作機械の歴史的な機械が展示されているので、2月以降の研究会は日工大で清水先生を囲んで、色んな業界の技術史を論じたら、教育用の副読本の面白いのが、まとめられそうで、楽しみである。

 主張・提言 2019.11.29. 森田裕之

「組合のホームページを見たんだけど、−−分野の専門家を紹介してくれ」という電話がかかってくることがある。
我々は「人材派遣や紹介」はやっていないんです、と答えるのだが、世の中の人はそういう業務をやるために、組合活動が行われていると、思われているらしい。

独立した技術士で、業務として人材紹介を掲げている人が居るくらいだから、「何をかいわんや」ではあるが、私は人材紹介をして紹介料を取ったことがない。
芸能人の人材派遣や人材紹介の話が、最近TVを賑わせているが、お笑い芸人と吉本という会社の関係が、人材派遣会社と独立技術士の関係によく似ているので、面白いなと思ってみている。
せっかく会社員を辞めて独立したんだから、人材派遣会社に再就職するのは、どうかと思うんだけどね。

 主張・提言 2019.11.13. 森田裕之

洪水の被害のTVを見ていると、昔は人の住んでいなかったような「低い土地」が、地価が安いので、「宅地」になっているようなところばかりである。
洪水になってからの後知恵だが、洪水の予測という分野に「農林・土木・建築」の技術士が、住宅の密集する地域に、洪水の可能性を警告するニューシビルの勉強会を始めたらどうだろう。
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森田様

お世話になっております。
面白いと思います。
浸水が懸念される場所は、ある程度ハザードマップで把握されています。
その他で提言できれば、勉強会としておもしろいかもしれません。

高堂技術士事務所  高堂彰二

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川が近くて、低地の地価の安いところに住むには、役所が主導して地方税を使って、土木的には、前に見学に行った大きな地下空間を作っておくとか、建築的には「高床住宅・一階は何もない空間」を作るのに「補助金」出すとかの、提案を技術士のニューシビル研究会で、提案書=本にまとめても良いね、を世の中に訴えるというのはどう?
利根川に近い、俺の親父の田舎の家には、納屋の天井に船があり、利根川が溢れたら使うんだと、教えられていました,
多分、昔水害でひどい目にあって、役所をあてにしないで個人が、対策として船を持っているんだと思うよ。

 主張・提言 2019.10.20. 森田裕之

大分前に、ニューシビル研究会で見学に行った記憶があるが、春日部の地下に作った巨大な地下の溜池が、最近の台風での洪水を防いだという情報を聞きました。
東京ドームの何倍にもなるという「地下の空間」は壮大で、その時は単純に土木の技術の凄さを感じただけだったけど、いつ起こるかわからないけど、いつかは必ず起こる自然の災害に対する保険なんだと、今更ながら感じ入っている。

 主張・提言 2019.10.07. 森田裕之

新人諸君との会話では、必ず話すことにしているが、技術士仲間で自分の専門分野の両側・(仕入れと売り込み分野・隣接の技術分野)の人を見つけて、親しく付き合うことを薦めている。
企業内の技術士諸君でも、会社で付き合っている売り込み先・仕入先の技術をよく理解しなければ、ビジネスの成功はおぼつかない、ということは経験していることと思う。
コンサルタントの仕事も、クライアントの川上・川下を意識して、問題解決するときに、技術仲間が頼りになることを、ベテランの私は沢山経験してきた。

 主張・提言 2019.9.26. 森田裕之

毎週送られてくる、熊坂君の製造部門の技術コンサルタントへの提言・というメールに、「懇親会が一番勉強になる!」というタイトルが書いてあった、さすがベテランはいいと言うな、と感心したので、ここに書き残しておきます。
新人諸君との会話では、必ず話すことにしているが、技術士仲間で自分の専門分野の両側・(仕入れと売り込み分野・隣接の技術分野)の人を見つけて、親しく付き合うことを薦めている。 企業内の技術士諸君でも、会社で付き合っている売り込み先・仕入先の技術をよく理解しなければ、ビジネスの成功はおぼつかない、ということは経験していることと思う。 コンサルタントの仕事も、クライアントの川上・川下を意識して、問題解決するときに、技術仲間が頼りになることを、ベテランの私は沢山経験してきた。

 主張・提言 2019.9.11 森田裕之

会社定年後の選択肢に、故郷に帰って、年金生活を始めるという「生き方」もあるんだ。
そういった意味では、地方の役所のシビル・コンサルティング分野の勉強会があっても良いね。

 主張・提言 2019.8.27 森田裕之


このところの第4土曜日の午後の、業務委員会・上野世話人では、JEF(日本技術者連盟)の井戸田専務理事から「第2技術士会」を作ったらどうか、という提案がされている、我々は長いことグループ活動をやっているが、仲間を増やすとか、国内の地域で活動している他のグループとの付き合いをする、というようなグループ活動の拡大というテーマには、最初からあまり興味がなく、来る者は拒まず、去る者は追わず、という路線で運営してきた。
井戸田さんが客観的に、技術士という資格の世界を考えて、我々に提案してくれることは、有り難いことなので、これからしばらくの間、第4土曜日・午後の業務委員会では、このテーマを議論することにした。
興味ある人は、是非参加して下さい。

主張・提言 2019.8.9. 森田裕之
独立セミナーでの参加者からのリクエストに、失敗のケーススタディを知りたいというテーマがあるが、これはなかなか難しいテーマで、長年独立・開業をしたら面白いぜ、と主張してきて、毎月新人の独立話を聞いてきた割には、失敗したので、独立を辞めましたという話は聞いたことがない。
組合の会合に継続的に出てくる諸君で、、独立してからサラリーマンに戻ったという人にはで、会ったことがない。

主張・提言 2019.8.7.森田裕之
TVや週刊誌で、吉本のドラマを見ていると、サラリーマン技術士や、人材派遣会社に所属して自営技術士と称している諸君、人材派遣会社を兼業している諸君、等々我々の世界との類似点が浮き彫りになって、興味深い。
組合の会合での自己紹介では、仲間内なんだから、なるべく本当の自己の姿を喋ってもらうとありがたい。

主張・提言 2019.7.25.森田裕之
TVを見ていたら、芸能人と吉本興業・人材派遣会社との間に、軋轢が顕在化したらしく、野次馬を含めて賑やかなことである。
技術士の業界でも、会報の広告欄を見ると沢山の会社が載っているが、いずれも人材派遣の会社で、独立した技術士に「登録しましょう」と呼びかけている。
私は独立する前に、独立したい仲間とグループで、独立している先輩方を訪問するプロジェクトを2年くらいやったときに、人材派遣の会社とはあまり付き合わないほうがよさそうだと決めて、今日に至っている。
独立して40年以上になるけど、仕事上困ったことはなかった、勿論私が人材派遣のような仕事に関わったこともない。

主張・提言 2019.7.7.森田裕之
第一土曜日の定例・独立支援研究会の参加する人が、毎回20名位に増えてきたのは、先輩として張り合いのあることで、楽しみではあるが、自己紹介を聞いていると、おおむねが大企業の技術者の定年前後の諸君で、定年後の暇つぶし(これは私の意見)に技術コンサルタントという看板でも出してみようか、という思い付きが、どんなものかとヒアリングに来たということがみえみえの連中ばかりである。
若い人とか、まじにコンサルタントやってみたいと感じさせる奴は、まったく現れないので、さすがの私も今日は「腹が立って」出席している諸君に悪態をついた。
日本技術者連盟の井戸田専務が、たまたま話に来てくれていたが、さぞかしびっくりしたことだろう。

主張・提言 2019.6.29.森田裕之
技術士協同組合は、農業や漁業の組合と違って、組合員の専門分野が異なるが、技術士という資格が共通しているという一点で、組合活動をやっている。
組合員の仕事に関しては、組合員同士の紹介はあるが、仕事の請負は出来ない理由は、仕事の内容が専門分野により異なるため、責任をとることが不可能だからである。

主張・提言 2019.6.15 森田裕之
廃棄プラスティックの処理」に関して、プラスティックの専門家・プロの秋元英郎君の意見が気に入ったので、転載します。

「廃棄プラスチックの処理に関して、優先して行うべきことはマテリアルリサイクルです。
これは、異物を含まずに回収可能なプラスチックの場合です。物性低下や着色の度合い、および用途上の制約(食品やメディカル)にもよりますが、同じ用途に返すことを第一に考え、無理なら要求性能が低い用途に成形材料としてまわす。

プラスチックの混合物(多層包材等)は燃焼させてエネルギーとして回収する方法が最も合理的です。これは、石油を燃やして発電する代わりに、石油を一度プラスチックとして使用した後に燃料として活用するため、プラスチックが有効に活用されます。

昭和電工が包材由来のプラスチックゴミから水素を取り出すプラントを川崎で稼働させています。これも結局は一度使ったプラスチックを別な形で再利用していることになります。
昭和電工はゴミから製造した水素を用いてアンモニアを合成しています。

それ以外の方法について、私は否定的な考えを持っています。
特に溶剤による溶解法は、かさばる発泡スチロールなどに限定して検討されるべきですが、それでも燃焼させるほうが合理的であると考えています。」

主張・提言 2019.6.2.森田裕之
組合の研究会には、営業畑で組合の活動に興味のある人が顔を出してくれる、営業コンサルタントの河北君や窪田さん、ドイツの商社・ケーブラッシュ会長の増田さんが、自分の分野の情報提供は勿論、組合メンバーの色んな分野の専門家が居ることを評価してくれて、会合に顔を出してくれる。
組合の諸君は、これらの営業畑の皆さんと交流して、自己PRを惜しまないように! 

主張・提言 2019.5.19.森田裕之
長い付き合いの、JEF・日本技術者連盟の井戸田専務をはじめとする我々の周辺団体の皆さんは、技術士のことを「工場での物ずくりに役に立つ専門家」のことをと定義しているのじゃなかろうか?
私自身や周辺の観察を含めた経験では、付き合いの当初の段階では、工場の現場での付き合いが全てではあるが、時間の経過とともに、クライアントの営業先、仕入先の技術問題に関わるようになっていくのが普通である。
こういう時に、組合の勉強会で親しくなった技術士仲間が大いに頼りになる。
私の例では、プラスティック成型加工が専門だが、仕入れ分野のプラスティック材料・化学の専門家や、納入先の電器部品や自動車部品の専門家の仲間には、大いに世話になった。
独立した専門家同士の付き合いの醍醐味を、味わってください。

主張・提言 2019.5.5.森田裕之
私の個人会社は3月末で、45回目の決算を迎えるが、例年連休は伝票の整理と格闘して、会計事務所にお願いに行くことになっている。
私のスタイルは、サラリーマンの頃に、技術士の先輩方の独立・自営のやり方を観察したり、教えてもらったことにもとずいて、決めた。
クライアントや、技術士仲間のグループ活動の消長が、一年間という期間を通じて再確認できるという連休です。

主張・提言 2019.4.21.森田裕之
20日のセキュリティ・ロボット研・石井世話人では、前回の森林公園の見学で、思ったよりでかい実際のカワウを見てきた後なので、こういう鳥に養殖している魚を食われたら癪に障ることだろうと、養殖している人間に同情する気分の議論が盛り上がった。
森林の技術士・大輪君の情報によると、昨今の日本列島は外国からの小動物が上陸して繁殖して集団を作り、国土に損害を与えているんだそうだ、これを排除するにも、動物愛護のグループの監視などあり、なかなか厄介な時代になってきたんだと、人間様に同情したくなった。

主張・提言 2019.4.11.森田裕之
長崎在住の卒論仲間のN君と久しぶりで、長電話をしました、今の天皇が結婚された日に、我々は卒業旅行で、阿蘇山の麓の武田という駅から、新婚カップルがぞろぞろ乗り込んできたので、驚いて様子を聞くと、当時の皇太子が美智子様と結婚されたので、あやかって新婚旅行をしていると言うことを聞いて、60年たった今、思い出して長電話をしたわけ。
N君は三菱重工に就職して、以来長崎に住み着いている、優雅な定年退職者である。
運転免許を返上したとか、テニスをやっているとか、神社仏閣を散歩しているとか、共通する暇つぶしで長電話になる。
長崎周辺は、明治ごろに開国した窓口だったせいで、色んな宗教の寺院があるらしく羨ましいが、私も負けじと、東京にある世界の宗教の施設を見つけて、散歩することにしている。

主張・提言 2019.3.29.森田裕之
「インポッシブル建築展」を観てきた(3月19日)。
 埼玉県立近代美術館「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」展覧会(〜3月24日)である。
展示はタトリンの傾き屹立廃墟「第三インターナショナル記念塔」から始まり、ザハ・ハディドの背割れ瀕死亀「新国立競技場案」を終わりに据えてあった。

展示の趣旨は、実現しなかった建築・都市計画の設計資料が並んでいて、最近マスコミをにぎわせた、新国立競技場の膨大な設計図が、並んでいた。
私は若い頃に、プラスティック成型機械の設計を10年くらいやって、成型加工の機械は各種やったが、全部客先で働いていて、稼いでいるので、建築設計のようなコンペがあって2位以下は図いただけだったり、実現しないことがある設計のことが、あること自体、新鮮で面白かった、その分自己主張が強い分野なんだろうね。
私の自宅は、建築家に頼まず、工務店に直接頼み、口頭で指示して建てました。

主張・提言 2019.3.4.森田裕之
2日の定例・支援研究会で、中国に日本からの会社及び技術コンサルタント紹介をやっている、顧さんにアドバイスを一つ、日本の会社と付き合うときには、始めに「御社のBS・PL」を教えてください」と頼むと、日本では会社は資料として用意しているのが常識なので、この資料によって会社の客観的な状態が会計的に表現されているので、同業他社を含めて・比較して、最適な会社を紹介するための手段の一つになる、という話をしました。
この話は、独立希望の技術士諸君にも、新しく会社と付き合う重要な手掛かりになるので、勉強になったでしょう?
注・balance scheet(貸借対照表) and profit/loss(損益計算書)

主張・提言 2019.2.27.森田裕之
昨日ある20名位の会合で、その会合の始まりの頃の話をしろと、世話役に頼まれて、昔話を喋っていた。
私語をしている奴が居て、気になり気分は乗らなかったが、話を終えてからも、世話役の喋っている間にその2人が私語を止めないので、気分が悪くなり、飲み会に行くのも止めて、帰宅した。
講演というのは、私のレパートリーにはないが、真面目に聞いている人たちの前と、そうでない連中が居る場合は、ずいぶん喋る気分が違うものなんだ。
政治家は大変だねえ。

主張・提言 2019.2.14.森田裕之
独立・自営は個性的なものだから、本を読んだり、話を聞くだけでは、なかなか自分流の独立が達成できないきらいがある。
組合では、先輩方からの伝統的な教育法を含めて、個人のキャリアーをよく理解したうえで、個別のカウンセリング方式で、一人の独立希望者に、複数の先輩が対話式に意見を述べるという研究会を、年に一度6月に開催している。
複数の先輩に、にも自分のことを知ってもらうことは、独立後にも大いに役に立つことで、私も新しい人と知り合いになるのが楽しみになっている。

主張・提言 2019.2.4.森田裕之
昨年末以来始まった、平田君が主宰する「AI&IoT研究会」と、高木・高橋君の「談合の研究会」は、私のような40年も技術コンサルタントを自営しているシニアにとっても、イントロの会合だけでわくわくする面白い展開になりそうで、大いに期待している。

自己紹介や経歴書だけでは判らない、面白い話が聞けるのじゃないか、世話人諸君の腕の見せ所でもあるし、参加者の層の厚みが問われるところでもある。

主張・提言 2019.1.21.森田裕之
年末にカレンダーや手帳を新しくしたが、西暦の表示で平成が判らない、これが案外不便でマジックで平成表示を書き加えることにしている。
些細なことのようだけど、案外実害が大きいのじゃなかろうか?
今年は元号が変わるんだから、印刷してあっても困るけどね。

主張・提言 2019.1.14.森田裕之
水道事業の民営化の記事が正月のマスコミを賑わせているが、民間の仕事も公共の福祉に気を配らなければならぬ時代である。
技術士の大きな役割・仕事の一つに、公共の福祉を担保する役割があり、ここのところが一般の技術者とは意識の違いがあるというものである。
シビルエンジニアリングというカテゴリで仕事をする仲間が沢山いるが、昨年来ニューシビル研究会が役所に関連する分野で、新しいアプローチを試みようという諸君が、今年から毎月定例会で勉強始めようと言うことになった。
興味ある諸君は、ホームページでスケジュールを見て、顔をだしてみて下さい。

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